ぶちおの本棚

『粘膜人間』暴力あり、グロあり、淫猥さもあり。救いようが見つからない兄弟たち。

ぶちおです。

今回は『粘膜人間』をご紹介しようと思います。
人気の粘膜シリーズの1作目。
昔の職場の上司がオススメしてくれました。
読了後、この作品を普通にオススメしてくる上司とは?
オススメされるぶちおとは??

読むには、相応の胆力が必要!

粘膜人間 「粘膜」シリーズ (角川ホラー文庫)

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こんな人にオススメ

☆エグイのが好き
☆ヤバすぎる兄弟ゲンカを見たい
☆悪質なカッパもいける
☆ぽかんとしたい

書籍概要

◆作品名 粘膜人間 「粘膜」シリーズ
◆著者  飴村 行
◆出版社 KADOKAWA

「弟を殺そう」――身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。その暴力に脅える長兄の利一と次兄の祐二は、弟の殺害を計画した。だが圧倒的な体力差に為すすべもない二人は、父親までも蹂躙されるにいたり、村のはずれに棲む“ある男たち”に依頼することにした。グロテスクな容貌を持つ彼らは何者なのか? そして待ち受ける凄絶な運命とは……。第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した衝撃の問題作。

ぶちおの読書感想文

『粘膜人間』
どこから説明したらいいのかわからないw
書誌にあった問題作というワードには納得しました。
ホラーではあるけども、初めてみるタイプのホラーというか。
説明もないまま、次から次にエグイ展開でした。

利一と祐二の兄弟が、父親の再婚相手の連れ子である雷太にひどい目にあわされている。
内面は小学生相応の雷太ですが、制御できない暴力性を持っています。
怒ったら大人も殴り殺しかねない雷太。
もちろん兄達にも容赦はありません。
だからもう、雷太を殺すしかない。
殺される前に殺そう。

でも普通にやっては負けるのはわかっている。
利一と祐二は沼に棲むカッパに雷太殺しを依頼します。
もちろんタダで請け負ってはもらえない。

カッパが出した条件は抱ける女を用意しろ。
祐二は村八分にされた同級生を差し出すことを勝手に決めます。
というか、祐二自身も性欲発散のためにその同級生をやると決めます。
だって村八分にされてるんだから、好きにしていいじゃろと。

第1章の段階で、クズ野郎ばかりで衝撃でした。
雷太も悪いんだけど、それはもう力を持ちすぎちゃった子どもということで同情できるというか。
暴力的だけど、心が育っていない子どもと思えば。
ぶちおも小学校の時代は妹に跳び蹴りしてましたし。
一歩間違えば大怪我。
子どもなので分別ついてなかったなぁ~うん。

読めば読むほど、あっちもこっちもクズっぷりが凄くて。
脳がやられかけました。

兄弟も自分勝手、それよりもさらにカッパは悪質w
いいカッパじゃなく、ちゃんと邪悪なカッパです。
3兄弟のカッパ、みんな邪悪。
そもそも妖怪なんで、人間の感覚で判断しちゃダメじゃけど。
お下品だし、低能だし、約束は守らないし、お下品だし。

兄弟で立てた計画通りに雷太殺しがうまくいくのか。
うまくいかない要素の方が目立つように思いましたが、いや、相手は小学生だから!

第2章では、祐二が勝手にカッパの相手に指名した女生徒のおはなしに。
どうして非国民の烙印を押されたのか。
常に廃人のようになってしまったのはなぜか。
彼女もとんでもない人生歩んでました。

あっぶないお薬が登場して、その副作用で見る幻覚がきちい。
幻覚の中で、処刑されるのですがその描写をそのまま想像すると…
斬首とか、水責めとか、串刺しとか、画で見るよりもパンチのある文章じゃった。

ぶちおも拷問器具展行ったり、中世の処刑本とか見たり、ある程度そういうことに耐性ある方がと思っていましたが。
いや、エグかった!!
そこまで言わないで~と、目を背けたくなるようなむごさが。
パンチが強いから、しばらく描写が頭から抜けきらなかったぜ。

そこからまたとんでもないことが起こりすぎたまま第3章へ。
こんな状況でハピエンを迎えるはずもないと思いつつも、こんなにエグいのも可哀想よと。

弟といえど、雷太と血は繋がっていない。
日々行きすぎた暴力に怯えていたら、人としての道徳心も奪われてしまうのかもしれない。
だから、やれることはあれしかなかった…

粘膜シリーズ、どういうシリーズなのかまだ掴みきれずw
雷太達のあれこれが続くわけではなさそうなので、この無惨な世界観のシリーズなのかな。

皮膚に粘りつくような感覚は癖になる。

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