ぶちおの本棚

『サーヴァントビースト』受難続きの新米使い魔。モフの魅力に庇護欲が刺激されちゃう。素直×健気が最&高

ぶちおです。

今回は『サーヴァントビースト』をご紹介しようと思います。
人も獣人も小物も建物も、すべてを粒立てて見たいくらいに世界観にハマっています。
細部にもおこだわりを感じられる。
そして獣人のフェチも詰まっているような。

少し間抜けなところもあるサーヴァントのハルは、主である魔女様にしっかりお仕えできるのか。

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こんな人にオススメ

☆ファンタジーが好き
☆魔女と使い魔の主従にもゆる
☆ケモノのモフがたまらん
☆シリアスもほっこりもどちらも楽しみたい

書籍概要

◆作品名 サーヴァント ビースト
◆著者  森野 鈴鹿
◆出版社 KADOKAWA

お人好し獣人×最凶魔女の歪な主従ファンタジー、第1巻!

騙されて、闇オークションに出品されてしまった獣人・ハル。
彼を買ったのは、最凶と恐れられる骨の魔女だった。

むりやり魔女と使い魔契約をしてしまったハルは、
家事から裏稼業まで様々な仕事を与えられ、振り回される羽目に。

しかし一緒に過ごす日々の中で、ハルのひたむきで優しい心が、徐々に魔女の氷の心を溶かしていく。
また魔女の不器用な優しさに触れたハルは、使い魔として忠誠心が芽生えていく――。

獣人描きの新鋭、初連載コミックス。
細部までこだわりを感じる、けものデザインにもご注目!

虎軍人や狼使い魔など、獣人だらけの読切5本を収録した、
『境界の道で 森野鈴鹿作品集』も同時刊行!

ぶちおの読書感想文

『サーヴァント ビースト』
そのタイトルの通り、魔女の使い魔となった獣人のハル。
とんでもなくクソ重たい愛を向ける兄を振り切り、都会に出て独り立ちしようとしたハル。
自分だって出来るんだもの!と意気込みはあったのですが、都会の悪人にあっさり騙されて競り売りされる自体に。
競りでハルを購入したのは、骨の魔女。
冷酷ともっぱらの噂で、人々の畏怖の対象。

骨の魔女に言われるまま、ハルは使い魔としての契約をすることに。
死ぬまでこきつかわれる?それとも何かの実験台にされる?と思ったら、普通の使用人のような仕事を与えられて。
お使いもお掃除も出来るんや!と頑張るハルをにまにまして楽しみます。

作者さんの獣人のおこだわりは、見るだけでわかりますw
毛並みも表情もポージングも、読者は何かを感じ取ることでしょう。
2巻だったかな?換毛のハルをブラッシングする時のポージングコレクション2ページにはやられましたとも。

獣人とはただ人の形にして皮を整えたらいいものじゃあない!
狼、キツネ、蛇、鳥の特性を最大限に活かした獣人たちはこういうことや!!とパッションを頂いたような気持ちになりました。
普通の人よりも獣人遭遇率が高めなんて、モフ好きの人にはたまらない世界。

ハルは他の獣人と比較して、何かが秀でているようには思えない。
でも骨の魔女が気まぐれで使役しているとも思えない。
そう、ハルは大事な物語のキーなのです。
骨の魔女には妹がいたのですが、現在は生死不明。
というよりも、国王の企みによって何かがあったことは推察できる。

妹は国敵として悪名が轟いていますが、それは何かの謀略によるもの。
あんなにいい子が、暴力の限りを尽くすはずがない。
隠された真実を知るには、ハルに眠っている力が必要…

普通じゃない存在の骨の魔女、ハルという異端同士が協力して国王と対峙する日が待ち遠しい。
最初はただの利害関係だったかもだけど、信頼生まれていく過程もいいもの。
ハルは底なしに優しくて、つられるように骨の魔女も人間味が戻っていくような。

ぶちおは鳥好きなので、やはり鳥の獣人は気になるところ。
我が家の愛鳥のようなぽやぽやした鳥モチーフではなかったw
騎士団長で猛禽類なので、俺様が凄かったw
鳥類独特のモフは素晴らしかったです。
猛禽はやっぱりカッコ良い。

ハルは何者なのか。
骨の魔女の妹は無事に見つかるのか。
国王が秘匿しているもの何か。

核に近づく程にシリアス味も増していきそうですが、ハルのほわほわムードがあるのでダークになりすぎないところがほっこり。
いい意味で空気をクラッシュできるのは才能です。

そのモフモフに満たされたい。

サーヴァント ビースト 3 (HARTA COMIX)

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