ぶちおです。おすすめ漫画のご紹介です!
今回は『降り積もれ孤独な死よ』
ミステリー好きにおすすめ、次から次に謎が襲いかかってきます。
警察の何手も先をいく真犯人、動機すらも掴めなくてヒリヒリします。
登場人物は全員疑ってよいと思います!
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こんな人にオススメ
☆ミステリーが好き
☆サイコパスめいた作品が好き
☆暗示、符号が大好物
☆綺麗な画が好み
書籍概要
◆作品名 降り積もれ孤独な死よ
◆著者 井龍一/伊藤翔太
◆出版社 講談社
累計100万部超の大ヒットクライムサスペンス『親愛なる僕へ殺意をこめて』コンビ最新作。富字山南警察署の刑事・冴木仁は空き巣の通報を受けて、とある屋敷へ。ところが、調べを進めていく中で、衝撃の事実が判明。捜査陣に戦慄が走る。血塗られた狂気と対峙する刑事を描く、激情と慟哭のノワールサスペンス、開幕。
Amazon『降り積もれ孤独な死よ(1)』作品内容より
ぶちおの読書感想文
『降り積もれ孤独な死よ』
ミステリー好きなぶちおには、どすんとストライクな作品でした。
単純な事件ではなく、猟奇的。
姿の見えない真犯人、傷を抱えた人物たち、自供した男は明らかに何かを隠している。
3巻までイッキ読みしましたが、まともだと思えた人は皆無でしたw
ミステリー好きの宿命、【全員をうがった目で見る】が発動しました。
冒頭、なんの気なく登場した巡査のこととか一番疑っていますw
近隣住人からの通報で、刑事である冴木が灰川邸に到着したところからはじまります。
邸の主は、灰川十三、40代。20代の頃にはこの立派な邸を手にいれていますが、人前に姿を現すことがほぼない謎の人物です。
邸内はどこもかしこも空き巣に荒らされていますが、主人の姿が見当たりません。
冴木が室内にあったDVDを再生すると、映像には極限まで痩せ細った子どもの姿がありました。
しかも、部屋の片隅にはすでに事切れた子どもの亡骸が山積みになっており、
耐えがたい飢えに襲われた子どもは、その亡骸を…
地下室を調べると13人の子どもの遺体が発見されます。
行方不明の灰川十三を最重要容疑者として、冴木たちは事件を調査することになります。
調べていくと、灰川邸には最大で19人の子どもたちが生活していたことが分かります。
育児放棄、虐待で行き場のない子どもたちを灰川は邸に住まわせていました。
19人の内、13人が亡くなっているので、生き残った6人も容疑者として調査対象になるのですが…
子どもたちから見た灰川は、親がわりに愛情を注いでくれた人物で、13人も殺害するわけがないと。
警察は意見を鵜呑みにはしませんが、どうして行方をくらましているのか。
灰川が犯人ではないとして、では一体誰がこの凶行にはしったのか。
暗示のように、灰川邸には贋作や造花があふれています。
偽物、つくりものの家族が暮らしていた邸に、あまりに作為的ものを感じます。
そして、『怖い絵』シリーズのぶちおが歓喜したのは、目立つ場所に飾られていた贋作の絵画、
【我が子を食らうサトゥルヌス】!
子どもたちが自分を殺しにくると怯え、自分の子どもを頭から食べる恐ろしい人物が描かれています。
この絵が意味するものは、なんなのか。
しかも、当時邸に住んでいた人物の証言によると、違う絵がかかっていたとのこと。
だとしたら、誰が、何の目的で絵を交換したのでしょうか…
謎だらけでたまらん!!!
ここからの怒濤の展開は、ぜひ本編にて!
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こんな漫画もおすすめ
『降り積もれ孤独な死よ』を読んで、日常に潜むサスペンス作品を選書してみました。
親愛なる僕へ殺意をこめて(1) (ヤングマガジンコミックス) 新品価格 |
『親愛なる僕へ殺意をこめて』
『降り積もれ孤独な死よ』タッグの、過去作品です。
惨劇、犯人捜し、二重人格、こちらも興味津々要素たっぷりです。
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『マイホームヒーロー』
家族を守るために、どんどんと恐ろしい沼にはまっていく…
終わらない絶対絶命!
三億円事件奇譚 モンタージュ(1) (ヤングマガジンコミックス) 新品価格 |
『三億円事件奇譚 モンタージュ』
昭和史最大の未解決事件を、主人公は解き明かすことができるのか?!
事件が起きた1968年12月10日は著者の渡辺先生の誕生日でもあります。
自分が生まれた日に起きた事件を描くって、とても凄いことではないでしょうか。
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『テセウスの船』
ドラマとは違う、原作の結末は必見です。
ここに船があります。壊れた場所を違う素材で直し続けて、元の船の素材がどこにも残っていない時。
この船は、元の船と同じと言えるのでしょうか。
シュレディンガーの猫なみに、ぶちおが好きな問題です。
まとめ
『降り積もれ孤独な死よ』
このタイトルの理由は、3巻で明かされます。
内容がまた、ミステリー好きはびびび案件です。
まだまだ事件解明には至っていないですが、
共感性の乏しい協力者、
村人を殺害し自殺した殺人鬼が生きているという都市伝説、
灰川が語る『リッカの悪魔』とは。
すべての伏線の回収に、期待が高まります!
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