ぶちおです。
今回は『お江戸けもの医 毛玉堂』をご紹介しようと思います。
江戸時代の獣医さん、気になりまして。
あの有名な美人や、浮世絵師も登場しますが何よりも主役は可愛いけもの達。
動物好きは、ホロリもしちゃう。
![]() |
新品価格 |
こんな人にオススメ
☆動物が好き
☆江戸時代のちゃきちゃき感がたまらない
☆頑張る妻を応援したい
☆ぶっきらぼうな医者も逆にいい
書籍概要
◆作品名 お江戸けもの医 毛玉堂
◆著者 泉ゆたか
◆出版社 講談社
谷中感応寺の境内に居を構える「毛玉堂」は、けもの専門の養生所。腕は確かだが不愛想な医者の凌雲と、しっかりもので動物好きなお美津を頼りに、今日も問題を抱えた動物たちがやってくる。治療を通して浮かびあがる、人と動物の温かな絆は、悩める飼い主たちの心も癒していき――。
ぶちおの読書感想文
『お江戸けもの医 毛玉堂』
何より、毛玉堂というネーミングにキュンじゃよ。
表紙はどこかの屏風に描かれていそうなタッチの可愛い犬達。裏には猫もいます。
3匹の犬と1匹の猫がいる毛玉堂。
現代でいう動物病院で、夫婦が切り盛りしています。
端的に言葉を発するので、どこか冷たい印象を与えてしまいがちなけもの医の凌雲。
そんな夫のアシストをするのが妻のお美津。
お互いの足りないところを補いあっているように見えますが、夫婦になるまでにはちょっとワケありで。
夫婦なんですよね、とお美津が悩んでしまうことも。
シリーズ1作目では、この夫婦にある引っかかりと、唐突にやってきて世話をすることになる少年の素性がテーマです。
5話収録されています。
謎の少年が毛玉堂にやってきて、幽霊が出たと怯えます。
幽霊の正体は毛玉堂にいる3匹の犬なのですが、どうして少年を怖がらせるような行動をとるようになったのか。
「捨て子」
脳内でそろばんをはじいたかのように、人に出された数式の答えの数、蹄を鳴らして答える馬。
正解率100%だったが、ある時から一切の計算をしなくなってしまったのは何故か。
「そろばん馬」
唐突に、脈絡もなく家人を攻撃するようになった飼い猫。
しかも母親だけを攻撃するというのだが、異常行動の原因は。
「婿さま猫」
江戸の三大美人の膝に乗るようになってから、ハゲが出来てしまった兎。
人を嫌がっている様子もないが、ハゲはどんどん広がっていく。
「禿げ兎」
家に赤ん坊が産まれてから、粗相をするようになった飼い犬。
赤ん坊への嫉妬から嫌がらせ行為をしているのか。
「手放す」
全編通して、動物は言葉を話さないから、基本は人間の主観なんだよな~と。
それが合っていると思いこんで、勝手に病気とかを判断しちゃったり。
飼い主の話を聞きながら、凌雲は毎度ぴしゃりとすることも。
医者としてはただただ事実そのままを知りたいのに、主観が交じると判断が出来ないから。
でも、ペットの飼い主だとこの主観はどうしてもあるもの。
医者にはその回答があっていると支持してもらいたいというか。
患畜が話せない分、飼い主が動物たちの気持ちを代弁しなきゃ!と思っちゃう。
原因がわからないままだと怖いから、とりあえずそれっぽい答えを考えてみる。
患畜の謎は、凌雲とお美津によって解明されます。
動物の性質とか、行動学とか。
決して人のように見立てて判じることはない。
良きけもの医!
とはいえ、凌雲はコミュ力というものが低めなので、お美津がいて成立しますw
怖い医者と、優しい看護師。
この塩気と甘気のバランスがいいから、毛玉堂にはたくさんの人がやってくるのでしょう。
ただ患畜を治せばいいってもんでもないですから。
患畜のことを思えば、飼い主にもきちんとしたアドバイスが必要。
動物たちは飼い主にすべてを委ねていますから。
悪いものを間違ってあげてしまったり。
動物のストレスになることを知らずにしてしまっていたり。
江戸ですから、ネットも参考書も庶民が見られる環境ではない。
独学でそれぞれが飼っているようなところもありますから。
昔のねこまんまとか、塩分えぐいですからね。
それでも飼っている動物への愛はある。
苦しそうにしていたら助けてあげたい。
治せるなら何でもしてあげたい。
本作の中だと「禿げ兎」が好きでした。
我が家の愛鳥も、おぱげが出来ているので他人事とは思えずw
人間も動物も、禿げの原因はストレス。
環境が変わったり、接する人が変わると禿げることはある。
けれどこの兎は人に慣れているし、嫌がっている素振りもない。
ストレスが原因ではないとしたら、どうして禿げるのか。
ちなみに我が家の愛鳥の禿げの原因は、相方鳥の念入り過ぎる毛繕いが原因でしたw
よかれと思って、毛を抜いていたという顛末。
その相方鳥が亡くなってからは、だいぶおぱげ部分が回復しました。
嬉しいような、寂しいような。
おぱげが完全に治らないのは、加齢とかもあるでしょう。
相方鳥によって毛が抜かれている、抜かれている本人もそれを嫌がってはいないという特殊な関係性でした。
ぶちおもおぱげは可哀想と思いましたが、2羽の間ではもうそれで成り立っていたのでそのままにしました。
でも、もしそのことを知らずにいたら、おぱげが出来ているだけで皮膚病を疑ったり、環境が良くないのかとあれこれ奔走していたと思います。
可愛い動物たちと、狼狽する人間たち。
大忙しの毛玉堂じゃよ。
![]() |
新品価格 |
~ぶちおのYouTubeはこちら~
~ぶちおのグッズはこちら~
📚ぶちおの本棚記事一覧はこちら
🐥鳥記事一覧はこちら
🌞日常記事一覧はこちら
✨劇団四季一覧はこちら


