ぶちおです。
今回は『動物珈琲店(ペットカフェ)ブレーメンの事件簿』をご紹介しようと思います。
ペットOKのカフェを中心に、何やら事件の香りが。
名探偵らしい名探偵は不在、主役はアニマルたちとも言えるでしょう。
動物の勘、侮る勿れ。
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動物珈琲店(ペットカフェ)ブレーメンの事件簿 (実業之日本社文庫) 新品価格 |

こんな人にオススメ
☆地域密着型が好き
☆日常ミステリがよい
☆犬猫にはぁはぁしがち
☆凶悪犯罪よりはライトめがいい
書籍概要
◆作品名 動物珈琲店(ペットカフェ)ブレーメンの事件簿
◆著者 蒼井 上鷹
◆出版社 実業之日本社
猫と名探偵は珈琲がお好き? 美味しい謎のおかわりいかが――。一杯のコーヒーが事件を招く? 謎解きはペットとともに! 平井瞳が営む喫茶店は家庭的な雰囲気を売りにしてきたが、ある事件をきっかけにペットも入れるように店の改装を決心、名前も一新することに。その名も<動物珈琲店ブレーメン>。店は常連たちが連れてくるペットで大賑わいとなるが、奇妙な事件もいっしょにやってきて……ペットカフェを舞台に、犬も猫も大活躍のユーモアミステリー、開店!
ぶちおの読書感想文
『動物珈琲店(ペットカフェ)ブレーメンの事件簿』
地域に愛されているカフェ。
顔なじみの常連さんも多く、いつもほっこりとした店内。
カフェを中心に色々な人が事件を持ち込んだり、カフェの近辺で事件が起こったり。
人が集まるとろこには謎も集まりがち!
チェーン店ではないカフェ、近辺にないなぁ。
気付かないだけで、ひっそりあるのかもしれないですが。
常連になる程、カフェに通うこともなかなか…
愛鳥家としておきにいりのイベントがある時は、ことりカフェに行きます。
ちょっと距離があるので、顔なじみにはなかなか慣れませんが。
憩いの場だからこそ、常連の様子から何かを感じとれるスタッフ。
店内にいる犬たちも敏感に察知。
本作には6編収録されています。
祖母も愛していた愛犬を結婚を機に引き取り、世話をしている孫娘。
愛犬は高齢で、段々と老いていることを実感する。
祖母も愛犬の様子を気にしているけれど、老いている状況を説明するのが心苦しい。
だから過去に録画していた、元気に飛び跳ねていた頃の愛犬動画を見せることでごまかすことにしたのだが…。
ペットには、老い問題はついてきますから。
我が家の愛鳥・すだちもすっかりおじいちゃん。
飛ばなくなったし、ほとんど寝てるし、白内障だし。
そこもひっくるめて可愛いのですが、元気な頃しか知らない人への伝え方は確かに難しいかなぁ。
作中の場合、祖母は愛犬の健康が嬉しいだろうから、老いてきているという話はショックかもと想像するのもわかる。
ぶちおの場合は愛鳥の老いはOpenに言いまくっていますが。
Xでも、同じように老いているインコを見ると分かる~と。
毛艶とか、筋力には出てくるから!
愛があれば何とでもなる!
自由に外を歩ける猫。
謎多き猫のルーティン。
寝床としている家はあるけれど、出勤のように外出。
お気に入りの散歩道、おやつをゲットする複数の商店。
呼ばれる名前はいくつもある。
ミュージカルの『CATS』たちも言っています。
猫には3つの名前がある、とw
こういう特殊さは猫だからこと、と思います。
犬は現実的、猫は神秘的。
犯人を追い詰めたり、薬物の匂いを嗅ぎ分けたり、目が見えない人を補助したり。
犬はその能力で人を支えることが好きなのかな。
指示を理解して、仕事を全うしたら褒めてもらえる、それが嬉しいのが犬のイメージ。
かたや猫は、犬ほどかっちり仕事をするというよりは、
気まぐれに可愛さを振りまくことこそが自分のチャームポイントだとわかっていますよね。
つかみ所がない、でもそこがいい!みたいなw
さすが古代エジプトから愛されてきた歴史があります。
タイトルにあるブレーメン。
有名な童話、ブレーメンの音楽隊。
ぶちおも好きなおはなしじゃった~
動物たちが協力して、人を撃退、種族は違っても幸せに暮らすというハッピーエンド。
でもまって。
目的地はブレーメンだったけど、結局ブレーメンには行かないで終わったよねw
気まぐれだっていいじゃないってことかな!
犬も猫も、持ち味を活かして人を救ったり、戸惑わせたり。
人は動物たちの意図をいかにくみ取れるか。
どうして犬が電話をかけてくる?
うちの猫は外で何をしているのか。
ある特技をもつ犬が、客の一人の未来を予知する。
彼の行動が猫を家出させてしまった。
ほっと一息つきながら、謎を解明しましょう。
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