ぶちおです。おすすめ漫画のご紹介です!
今回は『惨家』
『TOKYO DRIVE』『隣人13号』の作者、井上三太先生の作品です。
『TOKYO DRIVE』などが大ヒットしていた当時は、ぶちおはリアル書店で売っていました。
表紙のオシャンティさというか、内容のオシャンティに怖じ気づいて、ちゃんと読んだことはないというダメ人間です。
が!時を経て今、本作をわくてかで読んでおります。
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こんな人にオススメ
☆暴力、グロも大丈夫
☆人間の狂気性を見たい
☆読者サイドで解釈したい
☆井上三太先生ファン
書籍概要
◆作品名 惨家
◆著者 井上三太
◆出版社 秋田書店
思春期の娘に悩まされる平凡なサラリーマン・加藤潔、51歳。いつもの帰りの電車内、彼は挙動不審で皆に迷惑をかける男を見かけ、正義感から静かにするよう注意をするが…。そいつは決して関わってはならない「あの男」だった!! 父、母、娘。誰も逃れられない惨劇の一夜が始まる…!!
Amazon『惨家 1』作品内容より
ぶちおの読書感想文
『惨家』
いや、騙されましたよ…
このタイトルで、まさか〝あの男〟が出てくるとは…
ホラー漫画界隈をうろちょろしていて、偶然に出会いました。
なんとなく怖そうな雰囲気がビシバシ出ていますし、そして作者は井上三太先生!
先にも書きましたが、先生の過去作品は売り専門で読むに至らず。
本当に作品に出てくるような男性たちが買っていくので、なんとなく怖じ気づいたのですよw
MAJIです。
本作は2022年12月時点で2巻まで配信されています。
1巻ごとに物語完結していますのでありがたい。
次巻まで引っ張らず、スッキリした気持ちで本を閉じることができます。
そしてもちろん我慢できずに次の巻も購読してしまいます。
1巻ではある家に、とある男が侵入してめちゃくちゃにしていきます。
電車でひとり、大きい声で自分自身と会話しているような男。
周囲の迷惑だと注意した普通のおじさん、加藤潔。
その場は男が車両を移動して終わりますが、もちろん事件の始まりになってしまいます。
加藤が家に帰り、妻と娘と食卓を囲みます。
娘はちょっとお年頃で気難しい、母親は隣人トラブルの不満を愚痴ります。
どこにでもある家庭の一コマです。
しかし、電車で注意したあの男が、家を覗いているのです…
ここで1巻の表紙を見てみましょう。
いますね、怪しくも目立つ人影が…
インターホンを鳴らして、男は普通に家に入ろうとします。
なんとか追い返したと思ったら、男は別の侵入経路からはいってきます。
もうここからは一方的な暴力です。
普通の人では、この男の狂気に対応することはできません。
たまたま家に遊びにきた自衛官でさえ、押し負けてしまいます。
男は時折、顔つきがガラッと変わり、発言する内容も変わります。
暴力的な男から、人を助けようとする男に、不定期にスイッチングします。
いわゆる、多重人格のような…今は解離性同一性障害というやつです。
井上三太先生好きなら、このワードでピンとくるのではないでしょうか。
2巻では、さらにこの男の正体に迫るワードが出てきます。
もちろん、本作からはじめても楽しめます。
そしてどんどん、過去作も掘り下げたくなることでしょう!
井上三太先生作品
『惨家』を読んで、やっぱり井上三太先生の作品を振り返りたい!
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『【極!合本シリーズ】井上三太セレクション』
なんと、過去作品がまとまった合本シリーズが配信されています!
紙ではなかなか出会えないので、ぜひ。
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『【極!合本シリーズ】TOKYO TRIBE シリーズ』
合本シリーズはTOKYO TRIBEも網羅されています。
若者たちの迸るパッション!
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『隣人13号』
2006年にメディア化された作品です。
主人公は小栗旬さん、別人格"13号"を演じるのは中村獅童さんという豪華さです。
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『TOKYO TRIBE』
2015年にメディア化されています。
近未来のトーキョーで繰り広げられるアクション!
まとめ
『惨家』
こんなヤバイ奴からは逃げるしかない。
のだけれど、逃げることが不可能に近い…
もう出会ったら、終わりというやつです。
人格のスイッチング描写は、本当に不気味です。
顔つきの変わりようも、目つきのヤバさもぞわっと。
事件を起こし続ける男、次はどこにあらわれるのでしょうか。
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