ぶちおです。
おすすめ小説のご紹介です!
今回は『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
書店界隈で、この印象的な青い表紙をみたことがある方は多いのではないでしょうか。
ミステリランキング5冠達成!もう、読むしかないです!
ドラマを見る前に、原作小説を読みました。
結末を知っても、どう映像化されるのか、キャストも気になるのでしっかりドラマも見ました。
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こんな人にオススメ
☆美少女の活躍を応援したい
☆どんでん返しを食らいたい
☆【霊媒】スパイスの謎解きを見てみたい
☆ちょっとロマンス要素ものぞきたい
書籍概要
◆作品名 medium 霊媒探偵城塚翡翠
◆著者 相沢沙呼
◆出版社 講談社
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
Amazon『medium 霊媒探偵城塚翡翠』作品内容より
★★★★★
ミステリランキング5冠!
★第20回本格ミステリ大賞受賞
★このミステリーがすごい! 1位
★本格ミステリ・ベスト10 1位
★SRの会ミステリベスト10 1位
★2019年ベストブック
さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補!
★★★★★
城塚翡翠。
彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……?
すべてが、伏線。
ぶちおの読書感想文
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
帯の謳い文句、【すべてが、伏線】
こう言われたら、全部を疑って読むぞ!というとんでもない意気込みで読み始めました。
読む前は重厚でありとあらゆる罠だらけなのかと思っていましたが、とても読みやすい文章でした。
数時間で読了となりました。
【霊媒】というちょっと変わった設定はありますが、
余計な情報はなく、場面も想像しやすいのでサクサク進められました。
が、今思うとこれ自体が罠だったのかもしれませんw
作中の翡翠の【霊媒】について。
被害者が殺害された現場に限り、残った思念を読み取ることができます。
あくまで殺害された現場のみに適用でき、遺棄された現場では通用しません。
被害者が翡翠と共通点、感覚が近い時は共鳴、共感、憑依のような状態になります。
翡翠は被害者自身となり意識を失います、そして最期の瞬間を再現するような状態になります。
キャラクターも魅力的です。
城塚翡翠は世間とちょっとずれたお嬢様、【霊媒】の力をもっています。
香月史郎は推理作家、警察に協力することもしばしばあるくらいの推理力があります。
千和崎真は翡翠の友人兼アシスタント、翡翠とは真逆のタイプの女性です。
鐘場正和は警視長の刑事、事件を通じて史郎と懇意にしています。
翡翠と香月がだんだん親密になっていく様子は、うふふと見守りましょう。
香月は翡翠の【霊媒】能力を目の当たりにし、その力を活用して次々に事件を解決していきます。
しかし【霊媒】で知りえた事実は証拠能力0です。
論理的根拠の部分を補完していくのが香月の役割です。
推理作家として、警察のアドバイザーとしての力がありますから。
翡翠が見た不思議な映像や、犯人像を元にして、どんな道程があったかを組み立てていきます。
読者も香月視点で、翡翠から提示される内容を元に推理してみましょう!
短めの事件と、作品を通して横たわる凶悪な連続殺人事件があります。
約束の日の朝、待ち合わせに来なかった依頼人。
家を訪ねるとすでに依頼人は冷たくなっていて…
遺体の目は何かを凝視していたよう、翡翠が被害者と共感して視たものは…
水鏡荘に集った面々、深夜に主催者が殺害される。
容疑者を3人にまで絞ることができたものの、決定打が見つからない。
翡翠が視た映像が意味するものとは…
ある高校の生徒が連続で絞殺される事件が発生。
香月のサイン会に現われた女生徒が、事件の調査を依頼します。
次の事件を止めるべく翡翠は現場に立ちます…
そして連続殺人事件…
若い女性が狙われ、死因は失血死。
事件は続き、犯人の手がかりも見つからない。
この事件の結末を知りたすぎて、そりゃ読むのを止められませんでした!
毎度のぶちおの推理力ですが、まだまだだと痛感ですw
あ~なんか、全部見抜けなかった~そうだ~そうか~言われてみれば~
悔しいというか、もう見事に作者さんの手技にハマったな~と爽快でした!
もちろん続編も読もうと思って購入済みです。
楽しみなシリーズが増えて幸せです!
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相沢沙呼作品
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の作者、相沢沙呼先生作品です。
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『小説の神様 3冊合本版』
映画化もされた作品です。
2人の小説家を通じて感じる、青春が胸にせまります。
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『午前零時のサンドリヨン』
第19回鮎川哲也賞受賞作。ちょっと翡翠に通じるエッセンスも…
一見不思議な事件を解決に導く、少しかわった学園生活がここに。
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『マツリカ・マジョルカ 「マツリカ」シリーズ』
廃墟に住む女子高生、出会ってしまったらこき使われる運命w
青春ミステリーシリーズです。
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『雨の降る日は学校に行かない』
6つの作品、短編集。
あの頃特有の感情、空気感をまた感じられるかもしれません。
ぶちおは中学生の頃、どんなだったかな~
まとめ
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
どこまで伏線を見抜けるか!
最初から疑って、万全の状態で読んだものの、結果はひっくりかえされましたw
ラストの事件、翡翠と犯人の対決は緊張感も最高潮!
すべての伏線回収を終えた時、きっとまた新しい翡翠の物語を知りたくなっていると思います。
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