ぶちおです。おすすめ本のご紹介です。
今回は、メディアでもお馴染みの中野京子先生の書籍『名画の謎 ギリシャ神話篇』
絵画や神話に馴染みがなくても、大丈夫です。
絵画に巡らされた画家からのミステリーを、中野先生が丁寧に解説してくれます。
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こんな人にオススメ
☆美術に興味がある
☆美術館、博物館が結構好き
☆ミステリーが好き
☆神話に興味がある
書籍概要
◆作品名 名画の謎 ギリシャ神話篇
◆著者 中野京子
◆出版社 文藝春秋
「この絵のメインテーマは『電撃的一目惚れ』だ。びびび、ときた瞬間が描かれている」――歓喜と絶望、嫉妬に自己愛、同性愛! 人間臭く、凶暴なエネルギーが渦巻くギリシャ神話はまさに物語の宝庫。エロスに振り回される身勝手な神々の姿を描いた名画を、深い人間解釈と魅惑の文章で読み解いた極上のエッセイ! 人気の『名画の謎』シリーズ文庫化第一弾!
Amazon『名画の謎 ギリシャ神話篇 (文春文庫)』作品内容より
『名画の謎 ギリシャ神話篇』オススメしていきます
『怖い絵』の中野京子先生の新たなシリーズが『名画の謎』です。
『怖い絵』は、教科書や美術史でもよく見たことのある有名な絵画に隠された本当は怖い意味を教えてくれました。
『名画の謎』は、『怖い絵』イズムを汲みながら、テーマに沿った作品を読み解いていきます。
今回のテーマはギリシャ神話です。
アポロン、アフロディーテ、キューピッド、ハデス等々。
聞き馴染みのある名前が続々出てきます。
ギリシャ神話をモチーフに描いた作家陣も有名です。
レンブラント、クリムト、ルーベンス、ゴヤ等々。
名前は聞いたことあるぞ!という作者が続々登場します。
有名な作家が、ギリシャ神話をテーマにどんな絵を描いたのか。
絵画には作者から鑑賞者への、挑戦めいた謎も散りばめられています。
この謎解きが面白いです!
よく見ると、ここに描かれているこの人物は…
このモチーフの本当の意味は…
中野先生の説明に誘導されて、何度も絵画を見返すのが楽しいです。
さらに今回はギリシャ神話がテーマなので、神話についてもきちんと説明してくれます。
神話を知った上で、絵画を見るとまた納得。
作家が描いた背景を知って、また納得。
知識欲も満たされて、大満足の1冊です。
『天の川』を英語で『ミルキーウェイ』と呼ぶのは何故か。
『ヒヤシンス』が生まれた理由は。
『ナルシスト』の由来と、水仙の関係性は。
書籍に収録されている内容の一部ですが、これだけでも気になってきませんか?w
ついつい誰かに話したくなる内容ばかりです。
収録されている絵画は、すべてカラーで掲載されています。
「あれ、絵のところがモノクロなの?」と、テンションが下がる心配もないと思います。
こんな作品もおすすめ
『名画の謎 ギリシャ神話篇』を読んで、こういった作品もどうかな~とぶちおなりに選書してみました。
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まずはやはり、中野京子先生の代表作として『怖い絵』です。
日常を切り取った絵画の中にも、ドラマティックな秘密が随所に!
視点を少し変えると浮かび上がる、絵画に秘められた怖さを堪能出来ます。
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絵画ミステリーの金字塔『ダ・ヴィンチ・コード』。
初めて店頭に小説が並んだ日を、ぶちおは忘れません。
飛ぶように売れました。
日本中がダ・ヴィンチの仕掛けた絵画の謎解きに躍起になったきっかけとなった作品です。
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雁作専門の画廊を舞台にした漫画、『ギャラリーフェイク』です。
超人気作で、古今東西の美術品を扱った作品の代表です。
美術が好きで、漫画も好きならばこの作品を逃してはいけません。
まとめ
謎解き要素も満載の『名画の謎 ギリシャ神話篇』
神話もとてつもなスケールの物語なので、知っていく程面白いです。
昔の人の想像力は、現代人には計り知れません。
毎朝、太陽神アポロンが従者とともに、そりで東から西へ向かう。
だから太陽はこういう軌道を描き、アポロンのおかげで人々は太陽を迎えることが出来る。
人の人生の長さは3女神によって決められている。
どんな人生も、すべては神が決定している。神は無情で、人は抗うことは出来ない。
絵画もギリシャ神話もまとめて楽しめるエンターテイメントな1冊です!
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