ぶちおです。
今回は『謎解き診察室、本日も異状あり』をご紹介しようと思います。
作家陣は医学等の経歴を持っている、とのことで作中の描写がリアルを越してリアルw
病院や医療を題材にした短編集です。
精神科医、監察医、歯科医などなど。
病院には事件がつきものなのかもしれません。
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こんな人にオススメ
☆医療モノに目がない
☆現場の温度も体感したい
☆ヒトコワもほっこりも楽しみたい
☆医師も1人の人間じゃ
書籍概要
◆作品名 謎解き診察室、本日も異状あり
◆著者 久坂部羊,小松亜由美,中山祐次郎,七尾与史, 南杏子
◆出版社 幻冬舎
「医師作家」だから書けるアイデアとリアリティがある――。人生相談の連載を持つ女性精神科医に届いた怪文書。山中で発見された、頭と手足のない「胴体」だけの遺体。死亡診断後に突如動いた女性の手。夜間の歯科医院に大金を持って訪れた謎の男。保険金目当てに他人の認知症の母親を借りる女。人気医師作家陣が織りなす、珠玉の医療ミステリー集。
ぶちおの読書感想文
『謎解き診察室、本日も異状あり』
5名の作家陣、5つの短編集。
病院、医療系ジャンルでまとめられているので、色々な質感を楽しめます。
ためになるなぁ~と感嘆することもあれば、ミステリとしてはダイナミックなトリックが登場したり。
バラエティパック的な作品でした。
各作品の本編前には著者の経歴紹介が挟まれていますので、どんな医療モノになるのか想像してわくてか。
5つのうち、ぶちお的なお気に入りの2作を。
『患者は二度死ぬ』
ある歯科医のおはなしです。
コンビ二より多いと言われる歯医者業界で、やっとこ自分の医院をもてた歯科医。
なるだけ歯を残していく、点数狙いで高い治療を押売りすることもしない。
医療方針も人に寄り添っていて、良い歯科医といえます。
ぶちおが行っている歯科医は、どんどん回転率あげようとしているなぁと。
アプリで予約、会計も階ごとに出来る、などは使い勝手がよくなって嬉しいことなのですが、担当する衛生士さんが毎度変わるのはなぁ~
継続的に見るからこそ気付くこととかあるのではないかと。
予約もぱんぱんだから、時間に追われているようにも見えます。
もやもやはしますが、経営という点ではその方がいいのでしょう…
虫歯が見落とされていなければ、よしと思うことにしています。
と、自分が通っている歯科医院を思いながら、本作で描かれている歯科医の大変さも見えました。
白骨遺体とか、焼死体とか、DNAが遺体からとれない場合に活躍するのが《歯》
歯並びは人によって違いますし、治療歴も他人とかぶることはないので、個人識別が可能です。
歯科医の元に手渡されたのは、ある事故の被害者の口腔写真。
自分が見たことがある口内は忘れない。
一種の職業病をもつ歯科医は、その写真に見覚えがあって…
ドラマでもたまに見る、歯を近隣の歯科医院に照会するってあるんだなぁと。
アナログだけども!
デジタルで全国の歯科医にあるデータを一括管理とかできないものか。
例えば旅行先とかで事故にあって身元不明扱いになった場合、近隣の歯科医院に歯を照会してもわからないですから。
歯って、凄いんや。
『サイレント・ペイシェント』
少しボケはじめた母。
面倒を起こすことも多くなってきたけど、体はまだ元気な方。
要介護認定を受ける可能性は低い。
でも、生活に余裕があるわけではないから、辛い介護生活を少しでも楽にしたい。
もし母が要介護認定を受けられたら。
費用面の支援ももらえるのに。
そして囁かれる甘言。
《認知症の私の母とあなたの母、介護認定の時だけ交換しよう》
結果、その提案を受けてしまうのですが、意外なところから綻び始めます。
最後までピンピン生きられるのが一番いいですが、なかなか難しいもの。
時間もお金も、ちょっとでもいいから余裕が欲しい。
追い詰められているからこそ、よくないことにも手を出してしまう。
高齢化社会にある、日常なんだろうなぁ。
本作の主人公の行動は責めにくいところもありますが、ダメなことはダメなんでね~
気持ちはわかる、でもなぁ~ともんもんします。
一番悪いのは、詐欺を持ちかける人なのは間違いないです。
他作品も。
著書も売れている有名な精神科医に粘着する影。
頭部と手足がない、胴体だけの遺体から推理をする検視官たち。
わりと平和な夜勤中、遺体が動いたらしい。
病院特有のあの雰囲気を感じながら、異状の正体を突き止めましょう。
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