ぶちおです。
今回は『深淵のテレパス』をご紹介しようと思います。
あしや超常現象調査シリーズの第1作です。
不可解な現象をしっかりみっちり調査することで原因を究明する。
竹を割ったような性格の芦屋晴子は、どんなに恐ろしい怪異にもきちんと向き合います。
依頼人の命を守ることはできるのか。
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こんな人にオススメ
☆水音が不気味に響く部屋には住みたくない
☆ライトを炊きまくる部屋には住みたくない
☆ひょんなこと、が何かを解明してみたい
☆不思議なメンバー達の共同作業を見守りたい
書籍概要
◆作品名 深淵のテレパス
◆著者 上條 一輝
◆出版社 東京創元社
「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントでとある怪談を聞いた日を境に、高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水──あの時聞いた“変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。
ぶちおの読書感想文
『深淵のテレパス』
会社の部下から誘われた怪談を披露する会。
学生たちが、既視感のあるような怪談を披露していくだけの、何の変哲もない会のはずだった。
彼女が登壇するまでは…
彼女は参加者たちの顔を見回すと、カレンと目をあわせて不思議な怪談を語り始めます。
一人称で語られる怪談。
不気味さはあるけれど、怪談としてのオチ部分は中途半端にも思える。
しかしカレンは語り手の彼女と視線を外すことが何故か出来ない。
怪談の結びの言葉は「光を、絶やさないでください」
それから数日後、カレンの元には水音がつきまとうようになります。
暗がりからカレンに迫ってくるような。
室内が明るいうちは水音はしない。
しかし少しでも暗がりがあると、そこから水音はやってくる。
水音に掴まってしまったら、きっと恐ろしいことが起こる。
カレンは暗所が生まれないように、ライトを大量に灯すのですがそんな環境で心が安まるわけもなく。
「あしや超常現象調査」に怪奇現象の調査を依頼します。
調査をしてもらっている時にも、怪奇現象は起こってしまう。
カレンの気のせいでもなく、はっきりと水音は皆に聞こえている…
あしや超常現象調査の代表、芦屋晴子はあらゆる可能性を考えて調査をしていくのですが。
得体の知れない水音って、なんかイヤなもの。
水道がちゃんと閉まっていない時の、ピチョン…ピチョン…も時と場合によっては怖いもの。
幽霊は水場を好むと言いますし。
幽霊が出た後は謎に濡れているという怪談も多いですし。
水分100%の怪異の原因は何か。
カレンが怪異に取り憑かれたきっかけは恐らく怪談の会。
カレンに向けて怪談を語っていた彼女なら何か知っているのではないか。
怪談の内容と、カレンに起こっている怪奇現象はリンクしていることも多い。
まずは彼女を探すこと、そして怪談について詳しく聞くこと。
芦屋は幽霊をいない、と断じているわけではなく。
いるとするなら、ちゃんとした証拠を揃えたいという考え方です。
怪談を聞かせるだけで怪異を起こすことが出来るなら、怪談の会にいた人みんなに水音が現われるはず。
それがないのなら、カレンだけが選ばれた理由は何なのか。
ホラー作品での、怪奇現象のトリガーを知ることが何より大事ですから。
呪いのビデオを見たら取り憑かれるとか。
こっくりさんの途中で10円玉から指を離すと取り憑かれるとか。
トリガーが分かれば、解除の方法の目鼻もつくじゃろう。
芦屋の豪快なところと、依頼人を守りたいと寄り添える優しさと。
ヤバイ環境が続く中、カレンの精神状態も限界が近い。
あまり時間もかけられないこの調査が行き着いたのは…
あ、あの時のあれが繋がってくるのかと、後半にいくにつれ納得の調査結果の伏線回収がされていきます。
芦屋を中心としたメンズ達の頑張りも注目です。
凄腕の探偵、異能力をもつもの、そしてカメラを記録を残すもの。
執拗に人にまとわりつく水音を止めるには、
メンタルもフィジカルも、人間の底力が試されます!
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