ぶちおです。
今回は『『クロック城』殺人事件』をご紹介しようと思います。
現在、過去、未来と、ミステリ小説に首ったけの日々をおくっています。
本作、第24回メフィスト賞を受賞、メフィスト賞っぽいなぁ~と納得しまくりました。
まさか、崩壊しかけている世界で密室殺人が起きるとは。
待っていても世界は終わるのに、わざわざ殺人を犯す必要性は何か。
色んな意味で驚きの結末でした。
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こんな人にオススメ
☆退廃している空気が好き
☆SFめいた雰囲気を感じたい
☆ダウナー的な探偵、正反対に明るい助手コンビがよい
☆奇妙な建築物で事件が起きるとわくわくしちゃう
書籍概要
◆作品名 『クロック城』殺人事件
◆著者 北山猛邦
◆出版社 講談社
終焉をむかえつつある人類の世界。探偵・南深騎(みき)と菜美の下に、黒鴣瑠華(くろうるか)と名乗る美少女が現れた。眠り続ける美女。蠢く人面蒼。3つの時を刻む巨大な時計。謎が漂うクロック城に2人を誘う瑠華。そこに大きな鐘が鳴り響いたとき、首なし遺体が次々と現れた。驚愕のトリックが待つ、本格ミステリ。
ぶちおの読書感想文
『『クロック城』殺人事件』
世界が終わりを迎えるらしいです。
探偵の深騎は自分の探偵事務所で終わりの時を待つ日々。
深騎は幽霊のような存在を見ることが出来ます。そしてその存在を消すことも出来る。
霊感があるというよりは、そういう不思議な存在を認識できる。
その力を頼って事務所に依頼をする人もいる。
ただ、世界はどんどん終わりに向かっている。
警察は機能していない。
世界の終焉を前にして新たな勢力が覇権を争っている。
インフラもギリギリの状態、雨は降り続ける。
冒頭から陰鬱とした状況の連続でどんよりしちゃう☆
でも深騎の幼なじみの菜美は底抜けに明るい清涼剤として場を和ましてくれます。
菜美にそっけない深騎。
これは恋の予感めいたものもあるのか?と一瞬思いましたが、いやいや世界終わるし深騎のそっけなさは何か本当のやつかもしれんと思い直しました。
客もあまり来なくなった事務所に、黒鴣瑠華という依頼人がやってきます。
瑠華はクロック城と呼ばれる館に住んでいて、スキップマンと呼ばれている幽霊がいる。
このスキップマンを深騎に退治して欲しいという依頼。
依頼を受けた深騎は、菜美も連れてクロック城へ。
クロック城は館の正面に3つの時計があります。
左から過去、現在、未来の時間を刻んでいる。
建物の中も、それぞれの棟が独立しているような造りなので、行き来をするのも大変。
人面が浮かび上がる壁、地下室の一室には人面が天井にも床にも浮かぶ。
クロック城に行くまでの木々にも人面が…
状況だけではなく、クロック城にいる人物たちも個性爆発。
クロック城の外の世界を知らない瑠華。
当主である瑠華の父親は怪しい研究を。研究助手の女性は無愛想。
瑠華の従兄は黒魔術に夢中、叔父もいやな感じ。
瑠華の弟も瑠華と同じで世間知らずで、いつも退屈している。
執事も無愛想。執事の息子は眠り姫のお世話に忙しい。
他にも不思議な雰囲気をまとった来客達…
そしてこの中からどんどん被害者が出てしまうと。
しかも首を切断するという手法。
切った首はお供えするように眠り姫の元へ。
首を切るということは、何のために必要なのか。
物理的に実行することは不可能、トリックを見破れないと犯人にもたどり着けない。
オカルトチックなホラー要素も多いし、ずーっと不気味な雰囲気があるクロック城。
連続殺人はスキップマンの凶行?
いや、幽霊が人を殺して首を持っていくなんて出来るわけがない。
犯人はクロック城の中にいる!!
菜美も頑張って推理を披露、深騎はそのさらに上の推理を構築。
これが謎解きや!
いいや、それは回答とは言えない。
真実はこうだったあぁ!
とたたみかけられます。気を確かにもっていないと、起こる出来事についていけませんw
殺人事件の謎も大事ですが、そもそも世界崩壊しかけているのでそちらの対策も考えないと。
警察は来ない。
自分のことは自分でやらないと。
謎解きも、生存競争に勝つことも。
一番のキーはやっぱり時計。
刻む時間がバラバラな3つの大きな時計の存在を忘れないで、思い描き続けましょう。
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ジッチャンの名にかけたい金田一少年でも、大きな時計モチーフの事件がありました。
やっぱり大きい時計はアナログ時計がいいなぁ~
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『幽霊塔』では人が針にされてて衝撃じゃった。
時刻によっては、体が…!?
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大きな時計が登場するミステリといえば、やっぱり『時計館の殺人』はマストじゃなぁ。
時計とミステリは相性◎!!
クロック城にある3つの大きな時計。
どの時計の時刻を信じるか。
曰くだらけのクロック城で起きる殺人は必然か。
最後の時、深騎は誰と一緒にいるべきだろう。
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