ぶちおです。
今回は『ホストと社畜』をご紹介しようと思います。
新宿のとあるチェーン店の牛丼屋。
色々な人が集まる新宿で、たまたま同じ時間帯に朝ご飯を食べるホストと社畜。
いつのまにやら仲良くなって、朝ご飯が最高のチルい時間に!
下ばっかり見ちゃう日々が続いた日のほっこり剤にぜひ。
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こんな人にオススメ
☆正反対に見える二人の会話を楽しみたい
☆朝ご飯は素敵な時間にしたい
☆目からウロコを落としたい
☆牛丼大好き
書籍概要
◆作品名 ホストと社畜
◆著者 河尻みつる
◆出版社 双葉社
【午前5時の牛丼屋。隣の席で朝ごはん。】
午前5時、新宿歌舞伎町の牛丼屋で出会った「社畜」の直人と「ホスト」の蓮。並んで朝ごはんを食べるだけの、ちょっと不思議な関係がはじまる――。
これから一日が始まる社畜と、ようやく一日が終わるホスト。真逆な時間軸を生きる二人が唯一交わる15分を描いた、モーニングルーティンストーリー。
ぶちおの読書感想文
『ホストと社畜』
新宿って、驚く程に色んなタイプの人に出会います。
ぶちおも新宿で働いていた時、来るお客さんのキャラが濃くて毎日飽きませんでした。
土地柄!
他の繁華街にはない、新宿独特のあのごったに感。
本作の舞台も新宿のとある牛丼屋さん。
時間は朝の5時。
メインの登場人物は2人。
社畜の直人とホストのレン。
社畜は出社前の朝ご飯を食べに。
ホストは仕事終わりのご飯を食べに。
牛丼屋さんで同じ時間を過ごします。
もちろん接点はなかった2人ですが、ひょんなことからお互いを認知して会話をする中に。
互いの素性を聞いたりはせず、ただ美味しく朝ご飯を食べる。
それが毎日の日課になり、段々お互いのことを話すようになって。
まったりと仲良くなっていく光景と、正反対のように見えて同じものが好きだったり。
年齢は一回りも違うけど、大切な友人になっていく。
やっぱり身を置いてきた環境は違うので、ジェネギャを感じることもあれば、知らないことを教え合うことも。
大人になってからの友達って大事らしいよ!
学校と違って、なかなか友達を作る機会がなかったりするもの。
SNSに馴染んでいる世代はすぐに友人出来るかもですが、すでに中年と言われる年代は難しいから!
気軽に連絡先交換できないし、職場で友達作るのもなんか違うし。
そんな中で友達が出来たとしても、やっぱりヤバイ人もいたりで関係が続かないこともあります。
直人とレンの朝ご飯通信はただただほっこり見られます。
こういう友達のなり方もええな~と。
しがらみすぎず、適度な距離感ってむずいもの。
2巻になって、ちょっとずつ互いのテリトリーに踏み込み始めるのも良き。
逆に1巻では互いの名前も知らないまま、いけちゃってたもの。
人生の中での、あ、そういう考えもあるかぁ~と思う描写も。
多角的に見るって、本当に言うほど簡単ではないと!
直人の会社にいる、お局的な存在の女性社員。
毎日のように新人たちに進捗管理について、しつこいくらいに聞いている。
直人が入社した当時も、その女性社員に詰められた覚えのある直人。
何年経っても、そういう人なんだなぁ~とくくっていました。
これはもうめっちゃ分かる!
ある程度社会人になってしばらくすると、面倒くさい人とか苦手な人とかは『そういう人』って思った方が楽。
言い方がキツい、なんでこんなこと聞いてくるの、とか。
言い方を直してほしい、聞き方をわかりやすくしてほしい、と思うけれど相手を変えるのは難しい。
というかほぼ無理です。
面と向かって要求してもこじれる可能性があるし、波風を立てるくらいならこっちが我慢した方がいい。
で、相手のことは『そういう人』ってしてしまえばイライラも減ります。
また○○さんに怒られた~
そういう人だから、しょうがないよ。
ある種のアンガーマネジメントです。
『そういう人』の話をレンにしたら、意外な角度からの回答があって。
直人はハッとします。
一回りも年下で、会社の事情を何も知らないレンからの言葉だから余計に説得力があったのかもしれない。
直人には他にも色々な悩みごとが。
隣家から謎の音がするとか、妹ともう何年も会話してないとか。
社畜だからなのか、直人だからなのかw
人間関係の問題をうちにしまいがち。だからこそレンに相談しちゃう。
レンは実家の猫が大好き。
人気のホストで職場環境も良き。
根っからがいい子だし、顔もいい。
なんでもチートで生きているように見えるレンも、人並みに疲れます。
そんな時は実家の猫の動画をみて、和む。
そう、ペットの癒し力は最高だよね~
20歳のホストも、愛猫のどっしりボディで一息つくんだなぁ~わかる。
ぶちおも愛鳥を吸うもの。
お口から穀物の匂いがする愛鳥の匂いを嗅ぎまくるもの。
鼻をかじられてもやめない。
ストレス社会には、どんなものだっていい!
癒しの存在が絶対に必要と再確認しました。
もちろんレンにも悩みがない訳ではありません。
いつも人の様子をみて、譲ってあげちゃう。自分の欲望よりも他人を優先する優しいところがたまにキズ?
これといった夢がない。近くの人には明確にこうしたい、ああなりたいというものがあるけど自分にはない。
夢ってもたないとダメ?
こういうレンの疑問には、直人が答えてくれます。
ここはもう、年長者としてのアドバイスが沁みるぜ!
人は見た目じゃないし、職業でもない。
ぶちおは事務の派遣だけど、なめられないように髪色をどんどん派手にしていっています。
グラデーションカラーにするためにブリーチして、ピンクだったり、青だったり、緑だったり。
仕事の評価はよいですw
一昔前なら、そんな頭してる奴は仕事できないだろ!といわれていただろうなぁ。
いや、今でもそういう人はいるかもですが、なまじ仕事をこなしているので見た目のギャップにびびられます。
狙い通り!
人を見た目で判断するような旧時代の人をこっちから選定しているつもりでいますw
あ、やばい髪色ですね~本当に仕事大丈夫ですか~?みたいなことを言う人はOUT。
もちろん言葉を発せずとも、目でそう訴えている人も見抜きます。
外見でバイアスをかけないようにしたい!
顔は知ってるし、なんとなくどういう人かも知っているけど、友人じゃない。気になるけど、みたいな人。
こちらは認知しているけど、向こうは知らないだろうなぁと思うと声をかけるとか出来ないし。
シャイが出ちゃうもの!
あれ、大人ってどうやって友達つくるん?w
友達になろうよ!とかしっかり宣言は、まぁしないし。
仲間とか、同士って言葉の方がしっくりくる関係が多いと思う。
毎日のように朝ご飯を一緒に食べて、ほっこりするのはどう考えたって超絶友達。
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こんな漫画もおすすめ
『ホストと社畜』を読んで、美味しいごはんっていいなと思える作品から選書してみました。
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鮭とごぼうの炊き込みごはん、いわしの梅煮、たけのことがんもとこんにゃくの煮物、栗ごはん、トマトとツナのぶっかけそうめん、鶏肉のオーブン焼き、ナスとトマトと豚肉のピリ辛中華風煮込み、いちごジャムetc.
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雑穀米とつけ物は、欠かせない。
ちょっぴり家庭が複雑で、職場の上司にも振り回され気味だけど、毎日コツコツ。それが黄理子流。
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ここは和風喫茶・鹿楓堂(ろくほうどう)。
店主でお茶担当のスイ、ラテアート担当のぐれ、スイーツ担当の椿、料理担当のときたか、スペシャリストの4人が働く人気店。
まとめ
『ホストと社畜』
1日の中のほんの少しだけの時間。
気付けば並んで食べるのが当然になっていて、会話も弾む。
仕事を始める前の朝ごはん。
仕事を終えた後の朝ごはん。
「いってらっしゃい」と「おやすみなさい」の挨拶交換がとんでもなく素敵じゃよ!
自分も朝5時の牛丼店にお邪魔したい気持ちに。
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