ぶちおです。
今回は『Another』コミカライズをご紹介しようと思います。
綾辻行人先生原作、清原 紘先生が作画。
真相がわかった時は、声が出ました。
始まってしまった災厄、逃れる方法なんてあるのでしょうか…
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こんな人にオススメ
☆ホラーが好き
☆不条理に追い詰められたい
☆眼帯美少女の謎に迫りたい
☆読みながら謎解きもしてみたい
書籍概要
◆作品名 Another
◆著者 綾辻 行人/清原 紘
◆出版社 KADOKAWA
26年前、夜見山北中学にミサキという生徒がいた。一年生の頃から周囲の人気者だったが、クラス替えで三年三組になったミサキは急に事故で死んでしまう。だが、人気者の突然の死を受け入れられない同級生たちは“ミサキは生きている”フリをし続けた。ところが卒業式の日…、集合写真に実際にはいるはずのないミサキが写っていたという…。そして――。
ぶちおの読書感想文
『Another』
2012年に放送されていたアニメは見ていました。
調べてみたら当時のKADOKAWAらしさが詰まりまくった作品と気付きました。
小説は未読のままですが、今回コミカライズが超特価だったのでイッキ買いしました。
電子書籍は時に、1冊数十円で購入できるフェアが実施されています。
未読の名作を買うにはありがたいフェア。
紙だとゲットしにくい作品もあるので、オススメです。
改めて漫画で『Another』を辿ってみましたが、よかった!!
もうアニメの記憶も薄れていて、概要くらいしか覚えていなかったのが丁度よかったです。
読みながらアニメの記憶も掘り起こして行きつつ…
とはいえアニメで覚えていたのは、衝撃的な死に方のシーンという。
階段を踏み外して、持っていた傘がバッと開いて、刺さる。
綺麗だったけど、怖さもありました。
真相についてはすっかり忘れていて、該当の部分を読んだ時は驚きすぎて声がでたとw
4巻読了後、1巻に戻って、答え合わせをしていく楽しさ!
あとがきにもありましたが、物語の芯の部分は漫画だと表現が難しいものがありますが、
清原先生のセンスと才能で表現されています。
どうして気付けなかったかなぁ~と悔しい気持ちも一瞬、騙してくれてありがとうという感謝しかありませんでした。
どんでん返し好きっこの宿命です。
舞台は、夜見山北中学。
主人公の恒一は父の都合で、中学3年生の1年間だけ夜見山北中学に編入することになります。
亡き母親の実家で、祖父母と叔母と一緒に暮らし学校に通う。
4月早々体調不良で入院することになり、出席できるようになったのは5月。
学校で出会った眼帯の美少女、ミサキ。
言動も不思議、出席率もよろしくはない。
恒一と同じクラスですが、他のクラスメイトにはミサキが見えていない様子。
恒一以外、ミサキとは話さない、目も合わせない。
ミサキは自分のことを、いないもの、と言うがその真意は…
そして、恒一のクラスである3年3組には災厄があります。
学校の七不思議レベルの伝承かな、と思ったら違います。
過去に亡くなったミサキという生徒が、今もなお3年3組に紛れている。
災厄が《ある》年にあたってしまうと、毎月1人以上クラスの関係者が死ぬことになる。
災厄が始まる前に止めるおまじないはあるが、災厄が1度はじまってしまったら止める方法は誰にも分からない。
そして、恒一が編入したこの年の3年3組に災厄が起こってしまうことに…
ちなみにぶちおも中学は3年3組だったような。
さわやかさが売りの3組です。
この元ネタがわかるのは、ぶちおと同年代w
災厄の条件、みたいなものが不確定だったり確定だったりで厄介。
原因となったとされる、ミサキという生徒の動機も謎なんです。
ミサキが亡くなった後も、クラスメイトはミサキがいるかのように振る舞ってくれたというのは嬉しいことなはず。
卒業式の写真にミサキが写りこんだというのも、思いがあるしみんなと写真に写りたかったというのは分かります。
ここまでならいい話で終われそう。
問題は翌年以降もミサキは3年3組に執着して、死者がクラス内に紛れてしまうこと。
ミサキとしてではなく、過去の災厄で亡くなった人が死者として紛れる可能性もある。
理不尽すぎる!
死んでしまうのもクラス内だけが対象という訳ではなく、クラスに在席している親族にも及ぶと。
しかも2親等以内という条件付き。
最悪、自分だけならともかく、家族も死ぬかもしれないという精神的ストレスがエグイ!
てかミサキは何がしたいんや!!
どうして人死にが続いてしまうのか。
あぁ、でも災厄の原因と対話は不可能ですかね…
話し合いで何とかなるなら、数十年の間に災厄は無くなっているはずですもの。
災厄が始まり、どんどん死人が増えていく3年3組のパニックたるや。
災厄については極秘事項、家族にも話してはいけない。
クラスの決め事は絶対で、破ることは許されない。
逆らった場合、自分が死んでしまうかもしれないと思ったら、3年3組から逃げることはほぼ不可能。
どうしたら助かるのか。
方法があるのか、ないのか。
クラス内に死者が紛れている、それは誰か。
死者自身にも記憶があり、周囲の記憶も改ざんされているので簡単には特定ができないらしい。
殺人鬼相手ならまだ戦えるかもですが、ミサキは死者だしなぁ。
卒業生や、以前からいる職員に聞き込みをしつつ焦燥感だけが募っていく。
クラスメイトも仲間になったり、敵対したり。
いい友人も増えていくのですが、もしかしたら相手は紛れ込んでいる死者かもしれない。
同じクラスの人間を疑わないといけない学校生活いやだなぁ。
高校受験前のデスゲームはキツい。
恒一の祖父が飼っている九官鳥も可愛い。
これは完全に愛鳥家視点のポイントです。
もう今は飼えないんですよ、九官鳥。
ぶちおが小さい時はペットショップにいて、ぶちお母が九官鳥の凄さを語っていました。
普通の鳥かごと違って、高さがない横長のカゴに入っていて。
真っ黒いボディで、声まねもめっちゃ上手いと。
ぶちおも飼いたかったなぁ~
2度読みは必須でしょう!
死者が誰か、わかった上で読むとまた良き味を堪能できます。
1度目と違った見え方を楽しみましょう。
本編を読んだら『Another 0』も。
前日譚にあたります。
恒一の母と叔母のエピソード、仲が良かった姉妹だったのが分かります。
この後、惨劇に繋がっていくと思うと悲しいけども。
隣にいる人は、本当に存在していますか。
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こんな漫画もおすすめ
『Another』を読んで、綾辻行人先生原作のコミカライズを選書してみました。
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『十角館の殺人』
孤島に建つ十角形の奇妙な館を、大学のミステリ研に所属する7人が訪ねる。
この館を設計した中村青司は、半年前に謎の焼死を遂げていた。
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まとめ
『Another』
もしかしたら自分はすでに死んでいるかもしれない。
いや、自分は生きている。
それなら死んでいるのは誰だ。
災厄の次の犠牲者は自分か?
どうしたらこの呪いを止められるのか。
誰の言うことを信じればいい…
全4巻にしっかりずっしりまとまっています。
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