ぶちおです。おすすめ本のご紹介です。
今回は『怖い村の話』
はい、怖いもの、オカルト、都市伝説が好きならば惹かれることでしょう。
禁足地にほいほいいってはいけません。
本書を参考に、脳内怪しい村巡りをしてみてはいかがでしょう…
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こんな人にオススメ
☆都市伝説が好き
☆何かがありそうな土地を求めている
☆国中が震えた事件に興味がある
☆無断で私有地に入らない大人の思考をもっている
書籍概要
◆作品名 怖い村の話
◆著者 都市ボーイズ
◆出版社 宝島社
知ってはいけない禁忌の真相!
因習、怨念、怪異、事件、異形……
「いわくつきの地」に今も残る恐怖譚
村落、島、奇習の地、事件現場……
日本全国の「いわくつきの地」を舞台にした
41編の“世にも奇怪な物語”
見てはいけないもの、触れてはいけないことが、
この世には間違いなく存在する――。
●犬鳴村……人間を破滅させる「日本国憲法が通じない村」
●巨頭オ……憎しみに満ちた異形の者たちの集落
●花魁淵……殺された遊女の怨念がさまよう村の谷
●泥棒村……実在した「村ぐるみ」で万引きする地
●杉沢村……伝説の地に夜現れる「村人たち」の悪霊
●つけび村……「山口連続殺人放火事件」現場に残る怨念
●売春島……島の「闇」を象徴する忘れ去られた失踪事件
ほか Amazon『怖い村の話』作品内容より
ぶちおの読書感想文
『怖い村の話』
夏は書店をうろちょろしているだけで、ホラー系作品にどんどんぶつかります。
特価になっていたので、即ぽちり。
本書はぶちおの好きなテレビ番組『世界で一番怖い答え』で問題作成もされている都市ボーイズさんの著書!
目次だけでも、有名な都市伝説が多数です。
プンプン怪奇の香りもしてきて嬉しい限り!
掲示板発の話もあれば、実際に起きた狂気な事件の現場になった土地の話もあります。
これがまた、妙な説得力があると言いますか。
誰かが見たらしい、あるのかないのか分からない怖い土地や奇習。
名前は変わっても、日本に実在している怖いことが起きた村。
異なる恐怖を堪能できます。
そんなのあるわけないだろ~、と思っていると視野は広がりません!
前のめりで読みました。
作中には、ぶちおの地元近くの説話も掲載されていました。
寝耳にウォーターです。
まさか近所に有名なオカルトスポットがあるなんて。
そう、実は知らないだけで自分たちの近くに怖い土地があるかもしれないという怖さも…
怖い村、怖い禁忌地帯、怖い島、怖い奇習の四章で構成されています。
怖い村は、都市伝説界で超有名な巨頭オ、杉沢村、犬鳴村などがラインナップ。
メディアやゲームの題材などにひっぱりだこの村です。
そもそも何て読んだらいいのか分からない看板があり、その名前の通り頭の大きい異形に追われたり。
廃村にしか見えない村なのに、夜になると土地に縛られている村人の姿があちこちに現われる。
日本国憲法が通用しないという警告。この村では何が起こったとしても守ってはもらえない。
いやぁ~ドキドキですね~迷い込んだら無事に出られる自信がありません。
怖い禁忌地帯は、つけび村、上九一色村、足尾銅山など、ニュースや社会科の教科書でみたことがあるようなラインナップ。
上九一色村はオウム真理教の施設があった場所です。
ぶちおが学生の頃にあった大きな事件。
関連施設への捜査はテレビ中継もされていて、当時のぶちおの先生はわざわざ捜査状況を逐一みんなに教えていました。
それくらいの重大事件。
今は村名もなくなり土地の整理がされたそうですが、ここで起こった出来事の記憶は土地に残っているような…
歴史の中では不条理な死、非業の死を遂げた人達も多いです。
何も悪いことをしていなくても、その時の権力者の声で投獄されたり、処刑されたり。
大量の人が亡くなった土地には、やっぱり解明できない不思議なことがおこったり…
怖い島には、なんと八丈島がラインナップされています。
コナンの映画の舞台にもなった、あの八丈島にも怖い話が?!
海中で黒の組織が潜水艦でわさわさしていたあの八丈島で?!
映画見た時は八丈島に行きたいと思いつつ、結局まだ行けていない八丈島?!
島は、陸で続いていないからこそのホラー要素がのっていて恐怖度も増します。
海に囲まれた島では、助けが来ない、自力で逃げられない、叫び声も届かない。
日本にはたくさんの島が存在します。
無人島も多い、ということは…
怖い奇習には丑の刻参り、姥捨山、おじろく・おばさ制度などがラインナップ!
〝人を呪わば穴二つ〟という意味を考えると、丑の刻参りはハイリスクローリターンだと思っています。
人を呪うなら、自分の墓穴も掘る覚悟でいろよ。
相手だけ地獄に送れるなんて甘い話はないんだぞ。
それでも呪いたいなら止めないぞ!
という昔の人の言葉は、真理だと思っています。
呪ったとして、超強い陰陽師に呪詛返しなんてされたら一巻の終わりですし。
ぶちおは深夜に神社にいって釘を打つ行為自体、めっちゃ怖いので丑の刻参りデビューはなさそうw
姥捨山は小さい頃からぶちおの母に教えられた記憶があります。
母は姥捨山を題材にした映画『楢山節考』が大好き。
母の地元が雪深い東北の地だったので、通じるものがあったみたい。
冬を越すために、働けない老人の居場所はありません。
村の取り決めで、雪深い山に老人を捨てにいく。例え自分を生んで育ててくれた母であっても…
それが姥捨山。
生まれた赤ん坊も同じく、口減らしの対象になった時代も…
民芸品のこけしや、座敷童のルーツにもなっています。
じっと耐えるだけの冬が、いかに過酷だったかということです。
ちなみにぶちおは、ドリフターズの姥捨山コントが大好き!
年老いた母を志村けんさん、息子を加藤茶さんが演じていました。
何回山に捨てにいっても、母が家に帰ってきちゃうという内容w
捨てられる覚悟はしているのに、いざ山に置いていかれたら着物の裾をまくしあげてダッシュで帰宅する母。
何回も謝りながらまた捨てにいく息子。
息子より先に家に帰ってる母との攻防は何回観ても笑っちゃいます。
こんなに元気な母なら、働き手としてカウントできるだろうとw
唯一生き残ることが出来た人の体験談や伝聞として、魅惑の都市伝説は多数存在しています。
嘘っぱちだと切り捨てられない、なんともいえないリアリティ。
その土地を訪れた時、なんとなく本当に怖い○○があるんじゃないかと思わせるような…
自分の目で確かめる際は、どうぞ自己責任で。
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こんなゲームもおすすめ
『怖い村の話』を読んで、都市伝説やオカルトをモチーフにしたゲーム作品を選んでみました。
作品にはレーティングがかかっていることも多いので、プレイ実況動画をおきます!
怪談や都市伝説、ホラー描写もばっちこいという方向けです。
『犬鳴トンネル』
『奇天烈相談ダイヤル』
『SIREN』
『Slender The Arrival』
まとめ
『怖い村の話』
なんともいえない暗さがあって、じめっとした湿度も感じられるのが日本の怖い話!
興味本位で足を踏み入れても命の保証はありません…
村人もすでにこの世の者ではないかもしれない。
生者だとしても村ぐるみで結託しているかも…
あれ、どこに行ったら帰れるんだっけ。
いきはよいよい、かえりはこわい。
怖いもの見たさの欲求を収めつつ、好奇心はよきところで引っ込める自制心を大事にしましょう。
ナニカアッテモシラナイヨ…………
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