ぶちおです。おすすめ漫画のご紹介です!
今回は『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』
18世紀のフランスといえば、世界の中心でありオシャレの発信地です。
ぶちおでも知っている、マリー・アントワネットが生きた時代でもあります。
本作はアントワネットの服飾を手がけた人物、 ローズ・ベルタンの物語です。
当時のフランス文化をビシビシ感じられます。
歴史を全然知らなくても、楽しめます。
新品価格 |
こんな人にオススメ
☆歴史を描く漫画が好き
☆フランスの社交界とか好き
☆女性が活躍するおはなしが好き
☆一風かわったお仕事漫画を読みたい
書籍概要
◆作品名 傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン
◆著者 磯見仁月
◆出版社 新潮社
18世紀フランス革命前夜。平民の出ながら、ベルサイユ宮殿で貴族以上の権勢を誇る“仕立て屋”がいた。彼女の名はローズ・ベルタン。悲劇の王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波にのまれていった、ファッションデザイナーの祖と称される人物の物語。
Amazon『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 1巻』作品内容より
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』ぶちおの読書感想文
ロマンじゃよ…
とかくぶちおはロマンを感じたんじゃよ…
主人公のベルタンは、田舎から上京して一流のお針子を目指します。
仕立屋さん、なのでお客さんの要望に応えて洋服を仕立てるのがお仕事です。
さらっというとこれで終わりですが、ちょっと想像してみましょう。
当時はしまむらやユニクロはありません。
ミシンでダダダダーと縫うことも出来ない。機械で型紙あったらいくらでも同じ服を作ることも出来ない。
つまりは既製品という物がなくて、洋服はオーダーメイドが基本です。
今だとオーダーメイドって、スーツとかドレスとか、
ここぞという時の一張羅だと思いますが、当時は普段着からオーダーメイドなんですよ!
もう一度言います、しまむらもユニクロもないのでw
下着も、靴下も、全部が仕立屋さんのお仕事の範疇です。
凄くないですか!?
加えて、男女平等なんていう時代でもないので、女性が手に職をつけて生きるのも苦労する時代です。
そんな中、己の才能だけでのし上がっていくベルタン!
恋愛よりも仕事、
当時の女性らしさを押しつけられて生きるなんてまっぴらごめん!という姿がカッコイイです。
出来る女、です。
田舎からパリへ渡り、たくさんいるお針子の一人から、自分の店を持つまで成長します。
さらにはアントワネット妃付きの仕立て屋になり、ファッション界を牽引していきます。
ぶちおが読んだ5巻までは、アントワネット妃に名前が知れるというところまでです。
顧客の要望を聞くヒアリング力、納期に間に合わせる技術力、
そして誰も生み出せない斬新なアイデアを生み出し続ける才能、すべてが必要です。
街での評判を呼びつつ、支援者を作り、社交界に名を売り込んでいく。
燃えるようなドラマがそこにあります。
時には無理難題なお題が突きつけられます。
下品に見えず、でもいい塩梅で男性を虜にする魅惑的なドレス。
華奢で胸も薄い体型をカバーしつつ、花婿のハートを射貫くドレスなどなど。
アイデアで困難を切り返すベルタン、まじでかっこよい!
裁縫が壊滅的なぶちおからは、本当に感嘆しかでなかったです。
ベルタンの職人魂たるや。
針と糸でちまちまちみちみ縫っていく…
使う布も自分で選んで、また縫っていく…
ぶちおなら1時間で発狂しますw
家庭科の授業も、記憶に一切残っていませんw
当時のフランスに生まれてたら、何出来たんだろう?!こわい!
話がそれましたw
ファッションリーダー爆誕の奇跡を追いかけましょう!!
新品価格 |
こんな漫画もおすすめ
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』 を読んで、ぶちおなりに選書してみました。
昔の異国というジャンルにて。
新品価格 |
『エマ』
ヴィクトリア朝の英国ロンドンが舞台、メイドとは、メイドたるや、というものを学べます。
貴族とメイド、身分違いの恋とかもうたまらない。
新品価格 |
『テルマエ・ロマエ』
紀元前128年のローマ人から見た、現代日本人とは!
この作品を読むと、お風呂に感謝するという謎の儀式をするぶちおです。
イノサン Rougeルージュ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 新品価格 |
『イノサン Rougeルージュ』
フランスの死刑執行人を輩出し続けたサンソン家がテーマです。
この美麗すぎるイラストと、死刑執行人というマッチ感が鳥肌ものなのです。
新品価格 |
『チェーザレ 破壊の創造者』
時は15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。
たくさんの偉人も惹かれたチェーザレの魅力がパンパンにつまっています。
まとめ
『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』
ベルタンのような女性がいたから、今に繋がっている。
作中ではとかく女性は仕事がしづらいとあります。
社会の仕組み、固定概念、偏見などとてつもないハードルになっていたと思います。
それでも、自分の才能を殺さずに、仕事を楽しむベルタンが本当に素敵です。
教科書には書かれない、仕立屋目線のフランスは斬新すぎます。
フランス革命が起きるのが、こわいー
傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 9巻 (バンチコミックス) 新品価格 |
~ぶちおのグッズはこちら~
📚ぶちおの本棚記事一覧はこちら
🐥鳥記事一覧はこちら
🌞日常記事一覧はこちら
✨劇団四季一覧はこちら