ぶちおの本棚

『LIAR GAME』勝ち続ければ負けることはない。脳が千切れる可能性があるので、要注意です。

ぶちおです。

今回は『LIAR GAME』全19巻をご紹介しようと思います。
アニメ化記念で信じられないくらいに電子大特価フェアをしていました。
迷わずゲット。

ドラマで大ヒットしていた当時は、とにかくヤンジャンの棚前に積み続けていた思い出があります。
表紙が真っ黒なもので、平積みもシックな仕上りに。
『LIAR GAME』の影響で、同じ作者さまの『ONE OUTS』も重版祭り。
あの時は永遠に倉庫から補充していたなぁ~懐かしい。と思ったらそれもそのはず。
ドラマ化から約20年!

頭脳戦の極み。

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こんな人にオススメ

☆ひりつく頭脳戦が好き
☆多額のマネーを動かすのは浪漫
☆必勝法を生み出したい
☆感情を捨てるのは難しい、けどやる時はやる派

書籍概要

◆作品名 LIAR GAME
◆著者  甲斐谷忍
◆出版社 集英社

ある日突然送られてきた小包。その中には「おめでとうございます。あなたは10万分の1の確率をくぐりぬけ、ライアーゲームにエントリーされました」という手紙と、現金1億円が同封されていた。それがライアーゲームのスタートだった。30日後のゲーム終了日に、自分の所持金1億円を返還する。ルールはそれだけ。首尾よく対戦相手の所持金を奪うことのできた勝者は1億円を手にし、敗者は1億円の負債を背負う…。誰を信用すべきなのか、誰を信用してはいけないのか…。大金を前に揺れ動く、人間心理を描破した問題作!

ぶちおの読書感想文

『LIAR GAME』
神崎直は、服役を終えた秋山とともにライアーゲームに参加することに。
人間は裏切る、その裏をさらにかいていかないと多額の借金を負わされて、今後は真っ暗人生を送ることになります。
他人を貶めて、蹴落としていくのが勝者に必要なこと!

でも直は、自分を騙した相手さえ救おうとする。
バカ正直、だけどそれが直の最大の武器。
秋山の頭脳を借りて、直はライアーゲームを運営する事務局の思惑に近づいていく。
ライアーゲームを開催しているのは何者か。
最終ゲームを勝った後、勝者は何を手にするのか。

知らない間にライアーゲームの参加者にさせられているという恐怖w
現代ならクーリングオフ案件です。
最初は1000万円を元手に、ゲームが進むうちに賞金もインフレしていって億単位に。
普通の人がそんな負債を負えば、まず自己破産でしょう。
が、ライアーゲーム事務局はどんな手を使っても回収すると宣言しています。
こわ。
これ、外国に売られるとか?内臓売られちゃうとか?
いやな返済方法しか思いつきません。

ただ、デスゲームではないというのがライアーゲームのいいところ。
ゲーム自体で怪我をするとか、死んでしまう可能性はないので安心といえば安心。
某負債者は命がけで鉄骨渡ったりしますから。
そういう意味で、100%の頭脳戦。体力もいるけれど、基本は頭で考えれば切り抜けられるゲームといえます。

しかも、本戦で負けても敗者復活戦があります。
復活できれば本戦復活。
なんだかんだで、ライアーゲーム事務局優しいんじゃないだろかw
事務局のスタッフは謎の仮面をつけていて表情はわかりませんが、それも愛嬌たっぷりに見えてきます。

少数決、密輸ゲーム、限定されたカードによるポーカー、人間オークション、ロシアンルーレットに椅子取りゲーム。
ベースは誰もが知っているゲームですが、オリジナルルールが盛り込まれることで難易度アップ!
そして、必勝法なるものも存在する…

ぶちおのような感覚人間は、ルールを理解するのにも時間がかかりました。
秋山が気付く必勝法の説明を聞いても、なんのことかわからんことも。左脳が機能していないのかもしれんw
何度も読み返しながら、ようやくゲームの肝を理解して納得。
いやぁ~ぶちおが頭脳戦に向いていないことがよくわかりました。

時間が無限にあればゲームの弱点がわかるかもですが、時間制限があるわけで。
制限の中で一番早く気付けるか。
そして予期せぬアクシデントが起こっても、冷静に対処できるか。
頭脳戦もやることが多すぎる!!

騙し合いのゲームを強要されたとしても、全員が人を騙すことを放棄すればゲーム不成立にできるのに。
なかなか見ず知らずの人を信じろと言われて信じることは難しい。
自分が損するのは嫌。
裏切られる前に裏切りたい。

真の勝者は、誰になるのか。

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